容量選択のガイドライン

容量選択のガイドライン(液体)

ファストクレンズは、リン酸、硫酸、硝酸、塩酸、フッ化水素酸など幅広い酸、及び有機化合物を中和します。 一般的な酸の濃度のものを使用し、各種サイズで中和・無害化される最大処理量をまとめました。

各種サイズのファストクレンズで処理できる最大限のガイドライン(一例)
品名

内容量
ファストクレンズ500
500g
ファストクレンズ1000
1000g
ファストクレンズ2000
2000g
ファストクレンズ4000
4000g
酸の種類85% リン酸 H3PO40.34L0.8L1.4L3.6L
94%硫酸
H2SO4
0.28L0.6L1.2L2.7L
70% 硝酸 HNO30.9L1.9L3.8L9.0L
37%塩酸
HCL
1.2L2.3L4.6L11.8L
39% フッ化水素酸 HF0.62L1.3L2.6L6.3L
有機化合物酸の種類
アセトン0.48L1.0L2.0L4.2L
アルコール0.34L0.7L1.3L2.8L
塩素化炭化水素0.8L1.7L3.3L6.6L
石油化学薬品0.48L1.0L2.0L4.0L

注意:酸と一部の水溶液の中和には熱が発生します

容量選択のガイドライン(気体)

ファストクレンズは、酸化剤ばかりでなく酸性の腐食性ガスも効果的に中和吸着します。
表 2 は 28 m³の部屋における試験結果です。ファストクレンズを使用した場合に 95%≦減少させる事が出来る 蒸気ガスの種類と処理できる最大濃度(ppm)を示しています。

28 m³ の室内でファストクレンズのシリンダーで安全に処理される蒸気ガスの最大濃度 (ppm)
蒸気ガスの種類安全レベル(ppm)品 名
即危険の
限界濃度
TWA* (8hrs)ファストクレンズ 1000
( ppm )
ファストクレンズ 2000
( ppm )
ファストクレンズ 4000
( ppm )
酸性塩化水素 
硫化水素
二酸化硫黄
50
100
100
5
20
5
965
235
340
1730
475
685
3460
950
1370
腐食性アンモニア30020215430860
酸化性酸化エチレン
塩素
800
10
5
1
125
200
250
400
500
800

*TWA=Time Weighted Average 時間加重平均

NIOSH(アメリカ国立労働安全衛生研究所)のデータに基づいた、即危険の限界濃度と時間加重平均に対する安全レベルを 基準としてあげています。